kazuyoshi-sakamoto3000の日記

じゃらん旅行記・旅行・社寺巡り・古墳調査など

【杜本神社】(もりもとじんじゃ)羽曳野市

【杜本神社】(もりもとじんじゃ)羽曳野市 現在の祭神は、経津主命(ふつぬしのみこと)・経津主姫命(ふつぬしのひめのみこと)とされていますが、平安初期には百済宿袮永継(くだらのすくねながつぐ)とその祖先の飛鳥戸氏(あすかべし)を祀(まつ)る神社であったようです。  藤原永継の子・冬嗣(ふゆつぐ)は、嵯峨天皇のときに起こった薬子の変を契機として設置された蔵人所の初代蔵人頭に任命され、急速に力を伸ばしていきました。そして永継とその祖先神を祀っていた杜本神社は、大・小の官社(式内社)とその祭神を記した『延喜式(えんぎしき)』のなかでもっとも格式の高い名神大社として位置づけられ、宮中(きゅうちゅう)の月次祭(つきなみのまつり)や新嘗祭(にいなめさい)には朝廷から勅使(ちょくし)が派遣されました。その後織田信長の高屋城(たかやじょう)攻めの兵火を受けて焼失し、さらに豊臣秀吉のときには所領を没収されるなど衰退していましたが、江戸時代に金剛輪寺(こんごうりんじ)(杜本神社の神宮寺)の住職・覚峰(かくほう)によって再興されて現在に至っています。。所在地:大阪府羽曳野市駒ケ谷64

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